能勢ネイチャーランド

【天体関連ニュース】

2022年1月の星空トピックス

あけましておめでとうございます。2022年が始まりましたね。本年もネイチャーランドKyoeiをどうぞよろしくお願い申し上げます。さて、早速ですが今月の星空トピックスをお届けさせて頂きます。

細い月と惑星たちの接近に注目!

1月上旬、日の入りから1時間ほどたち空が暗くなった頃、南西の空には明るく輝く木星が見えています。木星よりもさらに20度ほど(腕をぴんと伸ばした位置で作った握りこぶしの幅2個分の角度)空の低い位置には土星、さらに低く、地平線に近い位置には水星が見えています。
1月4日(火)から6日(木)にかけて、これら3惑星の近くを細い月が通り過ぎていきます。4日(火)には前日に新月を迎えたばかりの細い月が水星の左横に見えます。日の入り30分後の高度が10度ほどなので、南西から西の方角の開けている場所で観察しましょう。双眼鏡があるとさらに見つけやすくなります。さらに月は東へ東へと移動し、5日(水)は土星と木星の間に、6日(木)は木星の左横に見えます。木星のように明るい惑星の近くに月があるときは、夜空の中でひときわ目立っていることでしょう。

水星探しにチャレンジ!

水星は、太陽系の最も内側を公転している惑星です。このため水星は、見かけの位置が太陽から大きく離れることがなく、見つけやすくなる時期は太陽からの見かけの位置が離れる「最大離角」前後に限られています。
1月7日(金)に水星は東方最大離角を迎え、日の入り直後の西の低空で見つけやすくなります。東京では1月7日(金)から11日の間、日の入り30分後の水星の高度が10度を超えます。他の地域でも大きな違いはなく、水星を観察できるチャンスとなります。
山や高い建物等で視界が遮られていると、空の低い位置までを見渡すことができません。低空にある水星を見つけるためには、西の空が開けている場所を選びましょう。低空に雲のない、良く晴れた日が観察には最適です。しかし、夕焼けの残る明るい空の中に水星を探すのは少し難しいかもしれません。そのような時は、双眼鏡を使うと探しやすくなります。双眼鏡を使う際は太陽を見ないよう、太陽が沈んでから観察を始めるようにしてください。

2022年 地球から最も遠い満月

昨年(2021年)の地球から最も遠い満月は12月19日(日)でしたが、その約1カ月後となる1月18日(火)の満月は、2022年で地球から最も遠い満月になります。

◆1月の新月は
1月3日(日)
◆1月のっ満月は
1月18日(火)です


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