【天体関連ニュース】
2016年2月の星空トピックス
明るい星がきらめく2月
暦の上では3日(水)に立春を迎えますが、まだまだ寒さが厳しいこの季節。しかし、天体観測的には空気が澄んでいることに加え、冬は明るい星座が多いことから豪華な観測ができる良い時期とも言えます。2月初旬には頭上高くに木星が明るく輝きます。小望遠鏡でも縞模様や衛星の移動が分かりますので、冬型気圧配置が弱まった風の弱い日の観望がおすすめです。また、2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。黄道光は日没直後にぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら、日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。
◆新月は2月8日(月)
◆満月は2月23日(月)です
黄道光(コウドウコウ)とは?
日が暮れた直後の西の地平線、または明け方の東の地平線から、天頂に向かって伸びる淡い光の帯が見えることがあります。これを「黄道光」と言います。
写真中央部に天の川。写真右下から中央に淡く白く伸びる光の帯が「黄道光」。
撮影場所/アルマ望遠鏡山頂施設
提供/国立天文台