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【天体関連ニュース】

2021年5月星空トピックス

5日(水)の子どもの日には立夏を迎え、春の星座がよく見える季節になりました。夕空では金星がひときわ輝き誇っています。明け方の南東の空には土星、木星が見え、上旬ごろには下弦前後の月が土星と木星に接近します。2021年で地球に最も近い満月を迎える26日(水)には、日本全国で皆既月食を観察することができます。

お月様が土星&木星に接近

日の出前の南東の空には、土星と木星が見えています。約マイナス2等の明るさで輝く木星に比べ、土星は約1等と控えめですがどちらも明るい星の少ない秋の星座の領域にあるため、よく目立っています。3日(月)から6日(木)にかけて、下弦前後の月が、土星と木星の近くを通り過ぎていきます。少しずつ欠けながら東へ東へと位置を変えていく月と、2惑星の共演を楽しんでみてください。

今年一番の水星観察期が到来

水星は、太陽系の一番内側を公転している惑星です。このため水星は、見かけの位置が太陽から大きく離れることがありません。水星を見つけやすくなる時期は、太陽からの見かけの位置が離れる「最大離角」前後に限られています。
そして、水星の「最大離角」を今月17日(月)に迎え、この日前後は日の入り直後の西の低空で見つけやすくなります。東京では5日(水)から26日(水)まで、日の入り30分後が見ごろです。

2021年、地球にもっとも近づくスーパームーンが皆既月食!

26日(水)の夜、今年もっとも地球に近づく満月=スーパームーンで皆既月食が起こります。この月食は、日本全国で観察することができますが、北海道西部、東北地方西部、中部地方西部、西日本では欠けた状態の月が昇ってくる「月出帯食」となります。各地での予報は下の表のとおりで、月の出以外の時刻は、各地同じとなります。

月は、18時45分から欠け始め、20時09分に皆既食となります。皆既となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見えます。皆既食は20時28分に終わり、その後は徐々に欠けた部分が小さくなっていき、21時53分に部分食が終わります。
是非、安全な場所からスーパームーンの皆既月食を観察してみてください♪

◆5月の新月は
5月12日(水)
◆5月の満月は
5月26日(水)です


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