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【天体関連ニュース】

2021年12月の星空トピックス

星が煌めく夜空。12月中旬には「ふたご座流星群」も

2021年もあっという間に12月を迎え、日の入りが一番早い季節となりました。師走な日々ではありますが、夕空には明るさの際立つ金星・土星、木星が並んでいます。そして、毎年12月のお楽しみ天体ショー「ふたご座流星群」は、13日夜から14日未明を中心に前後数日にわたり多くの流星が出現します。

宵の明星、金星が1等星の100倍以上の明るさに

日の入り後の南西の空に「宵の明星」として輝いている金星は、4日(土)に明るさが最大となる「最大光度」となります。光度はマイナス4.7等に達し、1等星のなんと100倍以上の明るさで輝きます。このころの金星は大変明るいので、昼間の青空の中でも見えることがあります。誤って太陽を直接見ないよう、事前に方角や高度を確認した上で、十分注意して観察してみてください。

12月14(火)は「ふたご座流星群」の極大日

三大流星群のひとつである「ふたご座流星群」。2021年の「ふたご座流星群」 は、12月14日(火)頃に極大(もっとも多く流星群が出現する時刻)を迎えます。今年は、深夜まで上弦過ぎの月が空に残り、月明かりの影響を受けてしまいます。このため、月が沈んでから明け方にかけての観察がおすすめです。「ふたご座流星群」の活発な時期は比較的長く続き、12月13日(月)の夜から14日(火)明け方、14日(火)夜から15日(水)明け方にかけて2夜に渡り目立って多くの流星を見ることができ、このときに空の暗い場所で観察した場合の流星数は1時間あたりおよそ40個から50個が予想されます。観察には、近くに明かりがなく空を広く見渡せる場所で寝っ転がって観察するのがオススメです。この時、空の方位を気にする必要はなく、肉眼での観察が適しています。夜は大変冷え込みますので、暖かい服装で観察してくださいね。

12月19日(日)は今年一番地球から遠い満月

12月の満月は、2021年に起きる満月としては最も地球から遠い位置にあります。私たちの住む地球の周りを公転する月の軌道は楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。さらに、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化しています。そのため、満月や新月のときの距離は毎回異なり、2021年で最も近い満月は、5月26日(水)でした。その時の満月と比較すると視直径で約12パーセント小さく、輝面が22パーセント少ない(それだけ暗い)程度の違いがあります。

◆12月の新月は
12月4日(土)
◆12月の満月は
12月19日(日)です


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