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【天体関連ニュース】

2016年10月の星空トピックス

新月を2回迎える10月のお月様

10月の星空は新月からスタート。秋雨の時期も終わり、天候が安定した秋晴れの日が多くなり、二十四節気は寒露、霜降と秋の深まりを感じる季節の到来です。16日(日)にはうお座で満月を迎えます。この満月は今年2番目に大きな満月で、23日(日)には下弦、31日(月)には今月2回目の新月となります。

月と金星・土星・火星が輝く星空に

3日(月)から9日(日)にかけては、夕方の南西の空を眺めると月が金星、土星、火星の3つの惑星と次々と接近する様子が楽しめます。3日(月)と4日(火)には新月後の細い月が金星に接近。マイナス3.9等ととても明るい金星と月の接近は、たいへん目を引きます。そして、空が暗くなるにつれて、月の暗い部分が地球からの反射光でうっすらと光る「地球照」が見えてくるかもしれません。 月は日に日に西から東へと移動していき、6日(木)には0.5等の土星に約3度まで近づきます。これは、月の見かけの直径の約6倍にあたります。さらに移動を続けた月は、8日(土)には火星に近づきます。火星は5月末の最接近から4カ月以上が過ぎていますが、明るさはまだ0等級と明るく、夜空でも存在感を見せています。
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秋から冬にかけての流星群シーズン到来

そして、秋から冬にかけての流星群シーズンも始まります。まずは8日(土)に「10月りゅう座星群(※1)」、10日(月・祝)に「おうし座南流星群(※2)」、21日(金)に「オリオン座流星群(※3)」が極大(※4)を迎えます。頭上には「秋の四辺形(ペガスス座の四辺形)」、「さんかく座の三角系」、「ぎょしゃ座の五角形」、Wの形をした「カシオペア座」など特徴のある形をした星がずらりと並び、秋の夜空をゆっくり眺める絶好の機会が到来します。

(※1)見頃は8日(土)の日の入り後。1時間に1個程度で月が明るく条件はあまり良くありません。
(※2)見頃は月明かりの影響がない10月上旬の夜半頃。1時間に2個程度。
(※3)見頃は前後4~5日間の未明。1時間に3個程度。月が明るく条件はあまり良くありません。
(※4)「極大」とは、流星群が最も多く見られる時期のこと。
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◆10月の新月は
10月1日(土)
10月31日(月)
◆10月の満月は
10月16日(日)です


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