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野鳥図鑑~魚とりが上手な野鳥『ミサゴ』~
「ミサゴ」はタカ目ミサゴ科に分類される大型の鳥類です。空中から急降下して魚を獲ることから「魚鷹(うおたか)」とも呼ばれています。英名は「オスプレイ」で、アメリカの有名な垂直離着陸機の愛称でもあるオスプレイ(Osprey)の語源にもなっています。
魚を捕らえるために造られたボディ
「ミサゴ」のは頭と胸と足が白色で、背中と翼はこげ茶色という2色の対照的な色合いが特徴的です。羽毛は耐水性で、水中で狩猟するのに適したつくりになっています。さらに、爪は長く鋭い鉤爪状をしていて、足の裏側に魚を捕らえるためのとげがあり、捕らえた獲物を弱らせるためのものだといわれています。
捕らえた魚をテイクアウト
「ミサゴ」はタカ目の中でも珍しい魚食性の鳥です。普段は優雅に羽ばたく「ミサゴ」ですが、魚を見つけると急降下して水中へ飛び込みます。鉤爪を使って水中で獲物をがっちりとつかみそのまま上空へと上昇し、獲物は巣へ戻ってから食べます。獲物を獲る時や巣作りの時など、一定時間空中で停止するホバリングも行います。
悠々と空を飛ぶ姿は圧巻
日本では全国各地で見ることのできる「ミサゴ」ですが、北日本などに生息する個体は晩秋の頃に南下していくため夏鳥として知られています。「ミサゴ」はこれらの地域にある大きな湖、河川、海辺、岩場のある海岸などに枝を積み上げて巣作りし、ヒナを育てます。
そんな「ミサゴ」を撮影できた!という方は、是非ネイチャーランドNOSEのHPまでお写真をお寄せくださいませ♪
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