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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑 ~寝ぐせがキュートな『ヒガラ』~


「ヒガラ」はスズメ目シジュウカラ科に属し、スズメ=シジュウカラ>コガラ>ヒガラの順でカラ類の中でも小ぶり。オスとメスは同色で、青みがかった黒色の頭部にある寝ぐせのようにピョンとはねた短い冠羽が特徴的です。

「シジュウカラ」との見分け方

「ヒガラ」とよく似ていて判別が難しいと言われているのが「シジュウカラ」です。「ヒガラ」は喉からのびる黒い模様が首までですが、「シジュウカラ」は喉からネクタイのように下に伸びています。「ヒガラ」は蝶ネクタイ、「シジュウカラ」はネクタイで覚えておくと良いかもです。

←「シジュウカラ」


←「ヒガラ」

枝から枝へ移動する姿もキュート♪


「ヒガラ」の食性は雑食です。木の上で枝先を活発に動き回りながら、昆虫やクモ、虫の卵、木の実や種子を好んで食べます。また、木の幹の隙間に食べ物を貯蔵する習慣もあるそうです。5~7月の繁殖期になると樹洞やキツツキの古巣の中にコケや獣毛・羽毛を敷いて営巣します。腹卵数は5~8個ほどで、14~18日のメスによる抱卵を経て孵化します。

「ヒガラ」のさえずりは早口?


「ヒガラ」は木の枝にとまり、『ツピン、ツピン』『チピ、チピ、チピ』と高い声でさえずります。ほかのカラ類に比べると早口でさえずるのが特徴です。昔はその鳴き声から「ひんがら」(「ヒン」と鳴くカラ類)と呼ばれていて、やがてそれが転じて「ヒガラ」と呼ばれるようになったとも言われています。

「ヒガラ」は主な生息地の針葉樹林だけでなく、人が設置した巣箱や公園の水飲み場や人工の餌場にも寄ってくることがあります。そんな、愛らしい「ヒガラ」の姿を捉えたよ、という方は是非ネイチャーランドNOSEの「ギャラリー」に投稿ください♪お待ちしております!

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