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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑 短い尾っぽが特徴の~『ヤブサメ』~


「ヤブサメ」はスズメ目ウグイス科に分類され、全長10.5㎝ほどの小さな鳥です。丸みのある体格で、しっぽはとても短いのが特徴です。日本では「夏鳥」として4~10月に飛来し、屋久島以北から北海道までの離島を含む全国で繁殖を行います。

お父さん以外のオスが子育てヘルパーに!?

「ヤブサメ」は5月~7月の繁殖期になると、林の中の木の根元などに落ち葉やコケなどを使ってお椀型の巣を作ります。5~6個の卵を1日1卵ずつ産み、最後の卵を産んだ後に抱卵を始めます。ヤブサメは一夫一妻ですが、別の番(つがい)のオスがヘルパーのように手伝いに来たり、居座ったりすることでも知られています。居候された側のオスは別の番のオスを追い払わず、なぜこのような行動をとるのかは分かっていないそうです。

名前の由来は鳴き声から


「ヤブサメ」は『シシシシ…』『シィシィシィシィ…』とさえずります。その名の由来の通り「藪に降る雨の音」に聞こえるさえずりは、何とも風情を感じさせる鳴き声をしています。そのさえずりは虫の音と間違われるほど甲高く、周波数は他の野鳥と比べて2~3倍も高い8~10kHzなので、人間の聴力では聞き取れないこともあるようです。

春から夏が観察のおすすめシーズン


「ヤブサメ」は基本的には警戒心が強く、藪や林の中に潜んでいるので、鳴き声は聞こえるのに姿は見えないということが多いようです。春から夏にかけて、緑の多い公園などにも姿を現すこともあるので、見つけたときにはぜひ観察してみてください。

そんな「ヤブサメ」の姿をキャッチできた!という方は、是非ネイチャーランドの「ギャラリー」に投稿ください♪お待ちしております!

◆ギャラリーページはコチラ
http://natureland-nose.com/photo/


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