野鳥図鑑~早朝が出会いのチャンス『コジュケイ』~
「コジュケイ」は、キジ目キジ科コジュケイ属に分類される留鳥で、全長30cm前後、翼開長40cmほどの大きさをしています。「ジュケイ」というキジよりも小柄であることから「コジュケイ」という名が付いたのだそうです。
額にある灰色の筋模様と暗褐色の斑が目印
「コジュケイ」はニワトリのような体形をしており、「お腹にある暗褐色の斑」「額にある灰色の筋模様」「濃い赤褐色の短い尾」「太くしっかりとした足」が特徴的です。オス・メスは同色で、頭頂から後頸にかけては暗褐色をしています。額から眼の上にかけて灰色の眉状の筋模様があります。
口癖は「チョットコイ」!?
「コジュケイ」のオスは、繁殖期になると「ピーッ、ピーッ、ピーッ」と大きな叫び声をあげた後に、早いテンポで「ビィッググイ、ビィッググイ」と何度もさえずります。その声は、「チョットコイ」と聞こえる「聞きなし」でも知られています。ちなみに、英語圏では「People pray(人々が祈る) 」と聞こえるそうです。
実はシャイな一面も
「コジュケイ」は、積雪の無い温暖な地方の平地や低山地の人家周辺雑木林や農耕地などに生息しています。私たちにとって身近な「コジュケイ」ではありますが、とても警戒心が強く林の下生えや藪の中に潜んでいることが多いので、鳴き声を聞いたことはあるけど実際に見たことはないという人も多いのではないでしょうか。そんな「コジュケイ」の観察は早朝から午前中がおすすめです。開けた場所で餌を探している姿に出会えるかもしれませんよ♪
「コジュケイ」に出会えたよ!という方は、是非ネイチャーランドのギャラリーページにお写真をご投稿ください。お待ちしております!
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