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【天体関連ニュース】

2016年12月の星空トピックス

キラキラと輝く惑星と流星群が見頃

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今年も最後の月を迎え、慌ただしい毎日の中でも夜空を見上げればキラキラと星たちが輝いています。1日(木)には、日が暮れた西の空低くには、細い三日月が見えています。月は3日(土)には金星のそばで、5日(月)には火星のそばで輝きます。

14日(水)に「ふたご座流星群」が極大

14日(水)には、今年3番目に大きい満月を迎えます。そしてこの夜は「ふたご座流星群」が極大を迎えます(※1)。見頃は14日の0時過ぎで1時間に10個程度が予測されていますが、この日迎えた満月により夜空は明るく、流星群を見るには少し条件が悪そうです。
(※1)極大とは流星群が活動する期間中で、最も多く流星が現れることを極大と呼びます。極大となる日は極大日、極大となる時刻を極大時刻といいます。

「流星」と「流星群」の違いについて

「流星」(流れ星とも言います)とは、宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度のチリの粒が地球の大気に飛び込んだとき、大気と激しく衝突し、高温になってチリの成分が光を放つ現象です。一方、「流星群」とは彗星などから放出されるチリの一群が彗星の軌道と地球の軌道が交差した時に、大気と激しく衝突し高温になってチリの一群が光を放つ現象です。「流星群」は天球上のある一点(放射点または輻射点 という)を中心に放射状に広がるように出現しますが、これは地球が彗星などの軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっているので、毎年特定の時期に特定の場所から流星群が出現するわけです。

21日(水)は冬至。しっかり防寒をして星空鑑賞を

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21日(水)には冬至、月は下弦となり、23日(金)には月のそばで木星が輝いて見えます。月は年の瀬迫る29日(木)に新月となり、年末年始には夕暮れ空に生まれたばかりの細い月が見えることでしょう。寒い日の空は空気が澄み渡り、星や月が一段とキラキラ輝いて見えます。しっかり防寒対策をして、年の瀬を迎えた夜空を見上げながら、今年一年の感謝と来年の抱負を考えてみられるのはいかがでしょうか?


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