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【天体関連ニュース】

2024年2月の星空トピックス


一段と冷え込むこの時期の空は、澄んだ空気が広がり、星空が綺麗に見える季節でもあります。どの星よりも明るく輝いている木星をはじめ、南の空には冬の星座が。夜更には、冬の星座と入れ替わるように、春の星たちが東の空から次々と昇ってきます。
7日(水)から8日(木)の明け方には、朝焼けの中で細い月と金星が近づきます。また、24日(土)の満月は、2024年で地球から最も遠くで起こる満月となります。

白昼のアンタレス食

さそり座の1等星アンタレスを月が隠す恒星食が、5日(月)の10時30分頃から11時30分頃、南西諸島、小笠原諸島などで見られます。日本でアンタレス食が見られるのは昨年9月以来ですが、日中の現象のため、観察には天体望遠鏡が必須です。また、高度がやや低めなので南西の空の見晴らしが良いところでの観察がおすすめです。

朝焼け空で近づく明けの明星と細い月


「明けの明星」として輝く金星は、高度が下がり、7日(水)から8日(木)にかけて、日の出直前の東の低空で月と接近します。日の出30分前、金星の高度は10度を超えたばかりのため、南東の空が低いところまで見渡せる場所での観察がおすすめです。
朝焼けに染まる空で、鋭く輝くマイナス4.7等の金星と細い三日月が並び、幻想的な光景が楽しめそうです。
地球から見て金星が太陽の向こう側を通過する「外合」となる6月に向けて、金星の見かけの位置は太陽に近づいていき、3月には見ることも難しくなります。

宵の空で寄り添う月と木星


夜が深くなるにつれて、南西の高い位置で木星が見えてきます。約マイナス2等の木星は、南の空では冬の明るい恒星たちのなかでも充分に目を引き、周囲に明るい星が少ない西の空では圧倒的な存在感を放っています。
15日(木)には、この明るい木星に舟のような形をした月が接近します。木星と月は寄り添うように並んだまま西へ傾き、深夜には相次いで沈みます。

地球から最も遠い満月


地球の周りを公転する月の軌道は楕円形をしているため、地球と月との距離は常に一定ではなく、月の地心距離(※1)が周期的に増減します。さらに、月の軌道も太陽や地球などの重力を受けて変化するなど、複雑な仕組みが働いているため、1公転の中で最近・最遠となるときの距離も一定ではなく、満月や新月も、毎回異なる距離で起こっています。
今月は、2024年のうちで最も遠い位置で起こる満月です。24日(土)21時30分に満月となり、翌日25日(日)の23時59分に遠地点(※2)を通過します。満月のときの地心距離は約40万6000キロメートル、月の視直径は約29分26秒角です。
一方で、今年最も地球に近い位置で起こる満月は10月17日(木)。今月24日(土)の満月は、10月の満月に比べて、視直径が約12パーセント小さくなります。
(※1)地心距離:地球の中心と天体の中心(この場合は月の中心)の間の距離。
(※2)近地点・遠地点:1公転の間で月が地球に最も近づく点を「近地点」地球から最も遠ざかる点を「遠地点」といいます。

◆2月の新月は
2月10日(土)
◆2月の満月は
2月24日(土)


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