【天体関連ニュース】
2021年4月星空トピックス
4月に入ると昼間の時間がぐんと長くなり、日の入りも遅くなっていきます。宵の空には火星がひときわ輝いて見えています。夜明け前には木星、土星が南東の空に昇り、上旬ごろには新月に向かう細い月と並んで見られます。今月は、月と惑星の輝きや位置の変化を楽しみましょう!
日ごとに変化する月を楽しもう♪
4月の日の出前の低空には土星と木星が並び、6日(火)から8日(木)にかけて、月がこの2惑星のそばを通り過ぎていきます。周囲には明るい恒星が少ないため、惑星と月の競演がひときわ目立っています。明るい惑星たちを目印に、日ごとに大きく位置と形を変える月の様子を観察するよいチャンスです。月の高度は日々低くなっていきますので、視界の開けた場所がおすすめです。
月が火星に大接近!
日の入り後の西の空に火星が見えています。この頃の火星の明るさは約1.5等ですが、夜空に浮かぶ赤い輝きを探してみましょう。17日(土)には、この火星と月が接近します。見かけのその距離は、月の視直径2個分未満の近距離で並んでいます。双眼鏡で見ると、月齢5.4の欠けた月の上に赤い惑星が寄り添う様子は、視野の中央に収まって楽しい眺めとなります。
◆4月の新月は
4月12日(月)
◆4月の満月は
4月27日(火)です