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【天体関連ニュース】

2020年8月星空トピックス

長かった梅雨がようやく明け、夏真っ盛りを迎える8月。今月の夜空はペルセウス座流星群の到来や、惑星たちの競演など華々しい天体ショーが繰り広げられ、夜空を楽しむ絶好のチャンスが目白押しです。

8月1日(土)からの1週間は「スター・ウィーク」

毎年8月1日から7日は「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」です。スター・ウィークとは、多くの人に星空に親しんでもらおうと呼びかけるキャンペーンで、全国的に梅雨が明けて天候も安定するこの時期は、星空を気軽に眺めるにとてもオススメです。暗くなって間もない空を見上げると、頭の真上近くに、織姫星(おりひめぼし、こと座の1等星ベガ)と彦星(ひこぼし、わし座の1等星アルタイル)を見つけることができます。さらに夜空の暗い場所では、織姫星と彦星の間に横たわる天の川の姿も見ることができるでしょう。8月25日(火)は太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の7月7日にちなんだ、「伝統的七夕」にあたり、宵の空に七夕の星々が高く昇り、上弦前の月が南西の空に輝きます。さらに夏の星座と言えば、こと座の「ベガ」、わし座の「アルタイル」、はくちょう座の「デネブ」が作る「夏の大三角」。夏本番を感じさせます。

月と金星の星空ダンスが見ごろ

8月の日の出前の東の空には、7月よりやや高度を上げた金星が明るく光っています。15日(土)、16日(日)には、19日(水)に新月となる細い月が金星に近づき、目を引く眺めとなります。是非、この機会に早起きをして、東の方角が開けた場所で観察してみてください。月は1ヵ月月弱で星空を1周し、そのたびごとに金星に近づいて美しい光景を見せてくれるので、毎月の月と金星の接近を楽しんでみてください。

8月12日(水)はペルセウス座流星の極大日

2020年のペルセウス座流星群は8月12日(水)22時頃に極大(流星群の活動が最も活発になる時期)を迎えると予想されています。今年は12日(水)が下弦のため、流星群を観察しやすい時間帯のほとんどに月明かりがあるものの、天候がよければまずまずの数の流星を見ることができそうです。普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日(火)の夜から13日(木)の夜までの3夜で、極大日の12日(水)の夜に最も多くの流星が出現すると予想されます。いずれの夜も、21時頃から流星が出現するようになり、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると考えられます。

◆8月の満月は8月4日(火)、
8月の新月は8月19日(水)です


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