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【天体関連ニュース】

2018年10月の星空トピックス

10月21日(日)は十三夜と流星群が楽しめます♪

秋の深まりとともに、空が高く澄み渡るこの季節。夏のような豪華さはありませんが、キラキラと輝く星々を楽しむ絶好の季節とも言えます。

宵の空に輝く惑星たちと月の競演

日の入り後の空には木星、土星、火星が観察できます。夏から秋にかけて宵空を彩っていた明るい惑星たちの共演も、そろそろ終盤です。日の入り直後の南西の低空には木星が輝いています。10月中旬では日の入り30分後の木星の高度は10度ほどと、かなり低くなりました。木星よりも東寄りの空には土星が、さらに土星よりも東寄りの空には赤く輝く火星が見えます。7月末の最接近からは2カ月以上が経ち、火星の輝きも穏やかになってきました。10月中旬には、これらの3惑星の近くを月が通り過ぎていきます。10月11日(木)、12日(金)は、細い月が木星の近くに見えます。木星や月はすぐに沈んでしまうため、日の入り後、早めの観察がオススメです。さらに月は15日(月)には土星の、そして18日(木)には火星の近くに見えます。日々形を変えながら夜空を移動する月と、惑星たちのランデブーが楽しめます。

10月21日(日)は十三夜のお月見

お月見といえば「十五夜」を連想する方が多いかと思いますが、十五夜は新月を1日(月初め)として15日目の満月のことです(実際には満月とは限りません)。中でもメジャーなのは旧暦8月15日の「中秋の名月(十五夜)」のお月見。対して十三夜は「後の月」とも呼ばれ、十五夜の1カ月後である旧暦の9月13日のこと。十五夜と並んでお月見の日として親しまれています。

10月21日(日)はオリオン座流星群の極大日

10月21日(日)の頃、オリオン座流星群が極大(もっとも多く流星が見える時期)を迎えます。オリオン座流星群は、極大日とされている前後の4~5日間くらいは現れる流星の数があまり変化せず、はっきりとしたピークがありません。今年は、極大日以前は薄明前に月が沈みますので、月明かりに影響されることなく良い条件で流星を観察することができます。天の川が見えるような空の暗い場所で観察すると、夜半過ぎには1時間に5個程度の流星を見ることができると予測されています。都市部の明るい空なら、1時間ほどの間で運がよければ流星を1、2個は目にすることができるかもしれません。観察には、近くに明かりがなく空を広く見渡せる場所で寝っ転がって観察するのがオススメです。この時、空の方位を気にする必要はなく、肉眼での観察が適しています。夜は大変冷え込みますので、暖かい服装で観察してくださいね。
◆10月の新月は
10月9日(火)
◆10月の満月は
10月25日(木)です


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