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【天体関連ニュース】

2017年12月の星空トピックス

12月は今年最も大きな月と三大流星群もお目見え

今年もあっという間に師走を迎え、22日(金)の冬至を前に一番夜が長い季節。夜は寒さが厳しいですが、夜空では美しい星々が煌き、今年最後のスターショーが繰り広げられています。

12月4日(月)は今年一番大きな満月

12月の満月は、今年もっとも地球に近い満月です。地球にもっとも近いということは、それだけ大きく見えるということで、今年もっとも地球と遠かった6月の満月と比べると、大きさの違いは↓↓↓このくらいあるそうです。1年最後の締めくりにふさわしい、パワーいっぱいの満月を是非ご覧になってみてください。

12月14日(木)に「ふたご座流星群」が極大

1月の「しぶんぎ座流星群」8月の「ペルセウス座流星群」とともに「三大流星群」に数えられる「ふたご座流星群」が、12月14日(木)16時ごろに極大(流星がもっとも多く出現する時間帯)を迎えます。日本ではまだこの時刻は明るい時間のため、極大を迎える前の14日(木)0時ごろがもっとも見頃とされています。今年の「ふたご座流星群」は比較的良い条件で観察することができ、空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間あたり40個程度の流星を見ることができると予想されています。とても寒い時期なので、寒さ対策を万全にして、流星群観察を楽しんでくださいね。

■流星群の観察ポイント
ポイント1)
望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要ありません。肉眼で観察しましょう。望遠鏡や双眼鏡を使うと視野がたいへん狭くなってしまうため、流星の観察には適しません。
ポイント2)
立ったままで長い時間観察をすると疲れます。レジャーシートなどを用意して、寝転がったまま観察できるよう準備をしておくとよいでしょう。
ポイント3)
夜は特に冷え込むので防寒具を着用して観察するようにしましょう。
ポイント4)
屋外に出てから暗さに目が慣れるまで、最低でも15分間は観察を続けるようにしましょう。
ポイント5)
夜遅く屋外で行動することになりますので、事故などに十分注意してください。

細いお月様と惑星たちの競演も

12月13日(水)~15日(金)にかけて、新月前の細い月のそばで木星や火星、おとめ座の1等星スピカが白く輝いています。13日(水)の明け方には、スピカから左上の少し離れた位置に月がやってきます。14日(木)の明け方、月は前日より細くなり火星の左隣りまで位置を変えます。スピカほどは明るくない火星ですが、空が暗いうちであれば火星の赤い色がとても目を引きます。15日(木)の明け方には月はさらに細くなり、木星の左側まで移動します。明るい木星と細い月の競演で、美しい眺めとなるでしょう。さらに、月をよく見ると、月の影の部分がうっすらと光るようすも観察できるかもしれません。この現象は「地球照」と呼ばれるもので、月が地球からの反射光に照らされるために起こる現象です。
この頃、ちょうど「ふたご座流星群」が活発に活動する時期なので、流星を観察した後の明け方の空に美しく輝く、月や惑星たちを楽しむことができます。

◆12月の満月は
12月4日(月)
◆12月の新月は
12月18日(月)です


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