2016年9月の星空トピックス
「夏の大三角」と並ぶ「秋の四辺形」
夏が過ぎ、22日(木)には秋分を迎え日に日に秋の気配を感じる季節。星空には「夏の大三角」に並んで「秋の四辺形」を観察することができます。各季節の「大三角」は、そのほとんどが一等星からなっていますが、秋の四辺形は、全て2等星。知らないで見ると、あまり目に付かないかもしれませんが、秋の星空には明るい星が少ないので、一度見つければ、その次からはすぐに探しだすことができるでしょう。また、「秋の四辺形は」ベガスス座の一部にかかっていることから、別名ペガススの四辺形とも呼ばれています。
9月15日(木)は「中秋の名月」
今年の「中秋の名月」は9月15日(木)です。
「中秋の名月」は古くから観月の絶好機とされ、
月下に酒宴を張り月見団子やすすき、芋、栗などを盛って
月を眺めて楽しまれています。
月の満ち欠けがきっちり1日単位ではないので中秋の名月(十五夜)が
満月とは限らず、2016年9月の満月は2日後の9月17日(土)です。
ちなみに、一番直近で中秋の名月に満月を迎えるのは2021年とされています。
9月17日(土)は「半影月食」
9月17日(土)の満月は今年3回目となる「半影月食(※1)」です。
明け方3時54分頃に食の最大となるので、
早起きをして秋の夜明けを楽しんでみられるのも素敵かもしれませんね。
(※1)
半影月食とは地球の半影に月が入る現象で、うっすらとぼんやり月が暗くなっていく程度ではありますが、雲が少なければおぼろ月を楽しむことができます。「月食」や「皆既月食」「半影月食」の違いについては、県立ぐんま天文台のHPで解りやすく画像付きで解説されているので是非、一度チェックしてみてください。
■県立ぐんま天文台のHPはコチラ
http://www.astron.pref.gunma.jp/flash/lunareclipse2.html
◆9月の新月は
9月1日(木)
◆満月は
9月17日(土)です