【天体関連ニュース】
2016年6月星空トピックス
春の星座を結ぶ、うしかい座の「アルクトゥルス」
6月は梅雨のシーズンもあいまって夜空を見上げる機会が少なくなりますが、
晴れた日には驚くほど済んだ星空に出会えることがあります。
特に日が暮れ薄明が終わる頃に天頂付近を見上げると
オレンジ色の1等星が輝いています。
これはうしかい座のアルクトゥルスという星で、
梅雨時の輝星らしく雨夜の星、五月雨星という風情のある和名が付けられています。
うしかい座の歴史は古く、隣のおおぐま座の熊を追っていく姿として
古くから 星座絵に登場しています。
また、「春の大三角形」や「春の大曲線」を結ぶ星としても
この時期、重要な役割を果たしています。
火星と土星が見ごろを迎えます
ニュースなどでも話題になった地球への最接近を果たした火星。
そして、へびつかい座の近くで見えている土星も月に接近します。
この時期は機会があれば、是非一度
望遠鏡で土星の環を見てみることをおすすめします。
6月の新月は
6月5日(日)
満月は
6月20日(月)です