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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑〜ボサボサ頭がキュートな「ウミアイサ」


「ウミアイサ」は、カモ目カモ科ウミアイサ属に分類される鳥で、ユーラシア大陸中北部と北アメリカ中北部で繁殖し、冬季になるとヨーロッパ南部やカスピ海沿岸、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ西海岸などに渡って越冬します。日本へは冬鳥として九州以北に渡来し、海上や海岸の浅瀬、河口、内湾などに生息します。
日本で確認されているアイサ類3種「ウミアイサ」・「カワアイサ」・「ミコアイサ」のなかでも、派手目な容姿の「ウミアイサ」は、唯一日本国内で繁殖しない種類としても知られています。

「ウミアイサ」の名前の由来


「ウミアイサ」はカモの一種ですが、名前にカモがついていません。どうしてこのような名前になったのでしょうか?「アイサ」の語源は「アキサ(秋沙)」で、秋が去った頃にやってくることから名付けられたそうです。
英語名では、Red-breasted Merganserといい、Red-breastedは「赤褐色の胸」、Merganserは「アイサ」。学名は、Mergus serratorといい、Mergusは「潜水」、serratorは「木挽(こびき)=木材をのこぎりで切ることを職業とする人」を意味します。

「ウミアイサ」オスとメスの見分け方

「ウミアイサ」の大きさは、全長55cmほど。繁殖期のオスは、緑色のボサボサとした冠羽が特徴的で、虹彩(こうさい)が赤く、胸は褐色で縦斑があり、中・小雨覆(あまおおい)は白、脇の部分は波状斑に覆われています。一方、メスは、頭部が褐色で短めのボサボサした冠羽があり、腹部以外は全体的に灰色、虹彩は赤く、目の周囲は黒色、中・小雨覆は灰色です。
オスの一年目の冬は、中・小雨覆が灰色でメスと似ています。また、オスのエクリプス(非繁殖期)も、メスにそっくりですが、異なる点として中・小雨覆は白いため、この点で一年目とエクリプスが判別できます。
顔、肩羽、胸側、脇などに繁殖期のオスの特徴が表れますが、とはいえ、なんだか複雑で時期によっては見分けるのが難しそうです。

↑オス・繁殖期

↑オス・エクリプス

↑メス

そっくりな「カワアイサ」との違いは?


↑カワアイサ オス・メス

「ウミアイサ」にそっくりな野鳥で「カワアイサ」という野鳥がいます。
「カワアイサ」は、「ウミアイサ」と同じアイサ類の野鳥で、主に冬鳥として日本にやって来ます。
オスもメスも「カワアイサ」の方が若干大きいものの、2羽が並び比較しないとわからない程度です。オスの見た目の一番わかりやすい違いは冠羽の有無です。「ウミアイサ」には冠羽がありますが、「カワアイサ」の丸い後頭部には冠羽はありません。また、「ウミアイサ」は、虹彩が赤く、首の下の部分が茶色、くちばしはオレンジよりの赤色で先端がまっすぐなのに対し、「カワアイサ」は、虹彩が黒く、胸まで真っ白、くちばしはピンクよりの赤色で先端が少し下に曲がっています。
メスの見た目に大きな違いはなく、「ウミアイサ」は、首の境界線がはっきりしていないのに対して、「カワアイサ」は首の境界線がはっきりしています。じっくり観察してみないと見分けはつきにくそうですね。

実はシュノーケリングの達人!?


「ウミアイサ」の食性は動物食で、海中に潜水して8~10cmくらいまでの小魚やシャコなどの甲殻類を捕まえ、浮上してから丸呑みにします。「ウミアイサ」のくちばしは細長く、先っぽが鉤になっているため、狩猟した魚をしっかりと挟むのに役立ちます。また、潜水して餌を採食することが多くなりますが、水面に浮いた状態で頭だけを水中に入れて、スイスイと泳ぎ回りながら魚類などの獲物を探す「シュノーケリング」のような行動も見せるそうです。

そんな「ウミアイサ」に出会えたよ!という方は、是非ネイチャーランドのギャラリーページにお写真をご投稿ください。お待ちしています!

◆ギャラリーページはコチラ
http://natureland-nose.com/photo/


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