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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑~冬に出会える確率高めの『カシラダカ』~


「カシラダカ」は、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される冬鳥です。「カシラダカ(頭高)」という名前の由来は、枝にとまったときや、興奮したときに冠羽を高く立たせるその見た目から名付けられています。

カシラダカとホオジロとの見分け方


「カシラダカ」の大きさはスズメとほとんど変わらないサイズで全長約15㎝、 翼を広げたときの大きさは24㎝ほどです。「ホオジロ」とよく似ていて、見間違えることが多いですが、それぞれの違いをご紹介します。
【カシラダカとホオジロの見分け方】
・カシラダカの胴は鱗模様が入るが、ホオジロの胴体は一面薄茶色
・カシラダカのお腹は真っ白だが、ホオジロのお腹は栗褐色
・カシラダカの尾は短いが、ホオジロの尾はやや長め。
・冬のカシラダカは大群だが、ホオジロは小さい群れか単独。

地面を跳ねる愛らしい姿にも注目を


「カシラダカ」の食性は雑食性です。ほかのホオジロ類と同じように地上を小刻みに跳ね歩いて移動しながら、落ちている草の種子や昆虫を採餌します。また、「カシラダカ」は日本では繁殖をしない鳥ですが、シベリアなどの繁殖地では湿地のある林の地上や地上近くの茂みに皿状の巣を作って営巣します。

冬場は群れを作って渡りをする「カシラダカ」


「カシラダカ」は『チッチッ』と高い声で地鳴きをします。春先になるとヒバリに似た明るい声で複雑なさえずりをするのも特徴で、木の枝先にとまったり、移動しながら鳴き交わすことが多いようです。「カシラダカ」は、日本に渡ってくる冬鳥としてはツグミとともに数の多い鳥として知られています。1~2月の冬の間、是非空を見上げてみてください。群れを作って渡りをしているカシラダカを観察できますよ。

そんな「カシラダカ」を撮影できた!という方は、是非ネイチャーランドNOSEのHPまでお写真をお寄せくださいませ♪

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