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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑~小笠原諸島だけに生息する『メグロ』~


「メグロ」はスズメ目に属する暗いオリーブ色の体をした小さな鳥です。背・尾は緑色で、胸・腹は黄色。「メグロ」の特徴はその名の如く、目の周りに逆三角形をした黒色斑があることです。小笠原諸島の聟島、母島、向島、平島、姉島などで繁殖していましたが、太平洋戦争が原因で聟島では絶滅してしまいました。世界的にも希少な鳥で、日本では1977年に特別天然記念物に指定されています。

夫婦仲よく子育てする「メグロ」


「メグロ」は雑食性の鳥で、昆虫や果実、花の蜜などを餌とします。幹にぶら下がって葉の裏の昆虫類を捕食したり、樹皮のすき間にいる昆虫を舌で器用に捕まえます。また、森林の中を歩き回って昆虫を捕まえることもあります。繁殖期になると「メグロ」はペアになって生活し、オスメス交代で卵を温める様子が観察されます。

「メグロ」を観察するならパパイアの木が目印

「メグロ」が生息している小笠原諸島のうち、定期船が通っているのは母島のみ。母島でバードウォッチングをしてメグロを探すときは「パパイアの木」を目印にすると良いそうです。雑食性の「メグロ」はパパイアの果実が好物で、熟している果実を探して待っていると見つけやすいのだとか。ちなみに、母島には東京の竹芝から父島を経由して行くことができます。

そんな母島でしか出会えない「メグロ」ですが、もし、お出かけの際にその姿を捉えたよ!という方は、是非ネイチャーランドNOSEのギャラリーにご投稿ください♪お待ちしております!

◆ギャラリーページはコチラ
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