野鳥図鑑~ファンキーな見た目の『ミヤマホウジロ』~
「ミヤマホオジロ」はスズメ目ホオジロ科の鳥類です。体はスズメに似ていますが、黒×黄色の冠羽がチャームポイント。興奮すると頭の冠羽が立つので、なかなかのファンクな見た目になるのも特徴です。
西日本で出会えるチャンスが
「ミヤマホオジロ」を漢字で表すと「深山頬白」。山深いところに生息しているから?と思われがちですが、「深山」は遠隔地を指し、昔は、朝鮮半島での繁殖は確認されていましたが、日本では確認されていなかったため、それが名前の由来になっているそうです。現在では、冬鳥として全国を渡り歩き西日本で多く見かけることができますが、東日本の愛鳥家にとっては珍しい鳥と思う方も多いのではないでしょうか。実際に「ミヤマホオジロ」は2004年に国際自然保護連合により絶滅のおそれがある野生生物としてレッドリストに登録されています。埼玉県、山梨県、静岡県は準絶滅危惧種、滋賀県では希少種に指定されています。
混群の中でも目立つ「ミヤマホオジロ」
「ミヤマホオジロ」は『チッチッ』という地鳴きをします。繁殖期になると、オスは早口で『チー、チュチュリ、チュルル、チィチュリ、チチ』とさえずります。繁殖期以外は少ない群れで行動しますが、ホオジロやカシラダカなどと混群を作ることもあるそうです。「ミヤマホオジロ」は、黄色い冠羽を持っているので混群を作っても目立つので、群れの中で目立つ鳥が居たらチェックしてみてください。
見た目に反して警戒心は強め
「ミヤマホオジロ」は、臆病な性格をしています。そのため、数羽から十数羽で行動をし、1羽で居ることは少ないようです。警戒心が強い鳥なので、広い草地や農作地の中心部などではほとんど見ることができず、地上でも危険を感じるとすぐに飛んで行ってしまいます。もし、そんな「ミヤマホオジロ」を撮影できた!という方は、是非ネイチャーランドNOSEのHPまでお写真をお寄せくださいませ♪
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