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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑~海辺でのど自慢♪『イソヒヨドリ』~

海辺に来た時に、高音で綺麗な鳥の鳴き声を聞くことはありませんか?それは、「イソヒヨドリ」の鳴き声かもしれません。日本では海岸の磯で見かけられることが多く、ヒヨドリに似ていることから「イソヒヨドリ」と名付けられています。

実はツグミ科の「イソヒヨドリ」

「イソヒヨドリ」はヒヨドリに似ていますが、ヒヨドリ科ではなくツグミ科に分類されます。大きさは全長23cm、翼開長(翼を広げた大きさ)は38cmほどで、オスは青藍色とお腹の部分の赤褐色が特徴です。

夫婦分担で子育てをする「ヒナ分け」制度を採用

見た目が綺麗な青色で繊細そうに見えますが、意外とたくましく単独行動を好みます。 繁殖期には番オス・メスペアになって縄張りをもち、基本的には岩の隙間や岩場の灌木の中などに営巣します。巣の材料は枯れ枝や枯草で、お椀型の上部開放型になっています。一腹卵数は5~6個で、メスのみが行う約15日間の抱卵期間を経て孵化。ヒナはおよそ15~18日で巣立っていきますが、巣立ち後のヒナをオスとメスの親鳥が分担して育てる「ヒナ分け」と呼ばれる行動がみられるのも「イソヒヨドリ」の特徴です。

レパートリーも多彩な美声の持ち主

「イソヒヨドリ」は羽を半開きにするような動作をしながらオス・メスともに「ツツ、ピーコ、ピィー」「ヒーチョイチョ、ピーチョ」といった、美しい澄んだ声でさえずります。ただ、同じ個体のさえずりでもレパートリーをいくつか持っているとされていて、繁殖期に外敵が巣に近づいたときなどには、頭と尾を交互に上下させながら「ヒィヒィヒィヒィ」「グェグェグェ」という警戒声を発することでも知られています。

「イソヒヨドリ」観察をするのであれば、その名の通り磯などの海岸がおすすめです。その姿を捉えることができた!という方は、是非ギャラリーページまでご投稿ください♪お待ちしております!
◆ギャラリーページはコチラ
http://natureland-nose.com/photo/


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