野鳥図鑑~美しい青い鳥『オオルリ』~
日本三鳴鳥としても知られている「オオルリ」は、スズメ目ヒタキ科オオルリ属の野鳥。名前の由来でもある瑠璃色の綺麗な羽色と美しい声を持つことから、バードウォッチャーにも人気があります。
一度見たら忘れられない鮮やかな美しい姿
「オオルリ」は全長17cm前後で体重20~26g、翼開長(翼を広げた大きさ)は27cmほど。スズメよりやや大きく、ムクドリよりは小さいサイズです。「オオルリ」は、日本の広い地域で、夏鳥として出会うことができます。成鳥のオスは頭頂から体上面が紺瑠璃色で、頭のてっぺんは光沢のあるコバルトブルーをしています。腹から尾羽の裏側が白く顔と喉から胸、わき腹、羽の先は黒。一方、成鳥のメスは頭頂から体上面と胸、わき腹が淡褐色になっています。喉と下腹部はオスと同じように白いですが、尾羽は茶色味がかっています。
空中で餌を捕る「フライングキャッチ」の名手
「オオルリ」は飛んでいるハエを捕まえては枝に戻る動作を繰り返す「フライキャッチング法」で餌を獲ります。地上に降りて餌をとることもありますが、その動作は素早く長時間地上に留まることはありません。基本的には昆虫食ですが、小果実も食べます。
「オオルリ」は仲良しファミリー
6~8月の繁殖期になると谷沿いの林や切り立った崖のくぼみなどのオスが選んだ場所に柔らかい苔を使ってメスが巣を作ります。一腹卵数は3~5個で、メスだけが行う約14日の抱卵を経て孵化します。孵化したヒナはオスとメスが共同で餌を運ん、ヒナは孵化後12日程度で巣立ちますが、その後10日間くらいは家族群で過ごします。
そんなオオルリに出会えるかもしれない、初心者さん向け探鳥会を5月11日(土)@兵庫県川西市にて実施いたします。ご興味のある方は是非お気軽にご応募ください♪
◆探鳥会の詳細はコチラ