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【野鳥関連ニュース】

野鳥図鑑~春の訪れを告げる『ヒバリ』~


ヒバリはスズメ目ヒバリ科に分類され、体長は17cm前後。基本的にヒバリは年中同じ場所に留まる留鳥ですが、積雪のある地域では冬場は南に移動することから、北海道などの地域では春から夏にかけて飛来する「夏鳥」として知られています。雑食性で、主な餌は種子や穀物など。また繁殖期や子育て中は昆虫や蜘蛛などを食べて栄養を補給しています。見た目の特徴は頭にある冠羽(飾り羽)で、オス・メスともにあります。寿命は平均で16年ほど。最長では30年生きたという記録も残っているそうです。

様々な声で楽しませてくれるヒバリの「高鳴き」


ヒバリは早春から晩夏にかけて、さまざまな声で鳴くことで知られています。これは「高鳴き」と呼ばれるもので、繁殖期にオスが縄張りを主張し、メスにアピールするための行動だと考えられています。「高鳴き」をするのは、垂直に急上昇してホバリングをする時と、その後に滑空する時。地面から飛び立つときは「ピュルピュル」、上空では「チュルリピチュルリ」などと鳴き、長い時には20分近くさえずり続けることもあります。

ヒバリは春の代名詞


ヒバリという名前も、この「高鳴き」に関係していて、晴天の日に空高く昇るという意味の「日晴(ひはる)」にちなんで付けられと言われています。また、春を表す季語としても用いられ、漢字では「雲雀」と表記されます。また冬の季語として、小春日和の日に見られるヒバリを表す「冬雲雀」という言葉もあります。英名の「skylark」には「空を楽しむ」という意味があり、普段は地上にいてあまり目立たないヒバリが、高鳴きをしながら空を飛ぶ姿から付けられました。

春の晴れた日、にぎやかな声が聞こえたら空高く舞い上がるヒバリを見つけることが出来るかもしれませんね。もし、ヒバリを撮影できた!という方は、是非ネイチャーランドNOSEのHPまでお写真をお寄せくださいませ♪
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