【野鳥関連ニュース】
野鳥図鑑~幸せの青い鳥『ルリビタキ』~
バードウォッチャーに人気の冬鳥のアイドル
ルリビタキはスズメ目ヒタキ科に分類される鳥で、美しい瑠璃(るり)色の姿がその名前の由来です。青色の宝石「瑠璃」の名前がついた鳥は、ルリビタキのほかにオオルリ、コルリが知られていて、「瑠璃三鳥」とも呼ばれています。夏は山地、冬は低地や市街地でも見かけることができます。全長約14cm、黒くて小さなクチバシに、雄は体が青く雌は尾だけがわずかに青色なのが特徴です。因みに、雄は体が瑠璃色に変わるまでに2~5年程度かかると言われています。
ルリビタキは夫婦役割分担制で子育て
ルリビタキの繁殖は6月~8月の初夏に行われます。普段は山地に生息して雄・雌ともに群れを作らず単独行動が基本ですが、繁殖期になると地表近くの暗い場所に移動。この時期、木の中や時に枝先で高く澄んだ丸みのある声で、「キョロ キョロ キョロリ」とさえずる声が聞こえます。枯れ枝や枯葉でお椀型の巣を作り、1回に3~6個の卵を産みます。その後、雌だけが抱卵し抱卵期間は約15日。孵化後の雛には雄・雌協力してエサを運び、雛は孵化してから15日ほどで巣立って行きます。
岩や枯れ枝にとまって尾を小さく振る仕草が可愛くて、人懐っこい一面も持つルリビタキ。そんなルリビタキのキュートな姿が撮影できた方は、是非ネイチャーランドの「ギャラリー」に投稿ください♪お待ちしております!
◆ギャラリーページはコチラ
http://natureland-nose.com/photo/