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野鳥図鑑~丸っこい体が愛らしい『エナガ』~

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小さくて丸くてフワフワ♪野鳥界の愛されキャラ

秋になると、山地の林から平地・樹木の多い公園で見かけられる「エナガ」。体重7g程度、全長約14cmの日本最小クラスの鳥です。見た目がとっても可愛らしく、白く丸いフワフワした見た目から、女性からも大変人気のある野鳥。尾が長くそれが「ひしゃく」の柄に例えられて「エナガ」という名前が付けられたとか。
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「エナガ」の見分け方・聞き分け方

「エナガ」の特徴は、くちばしと首が短く、丸っこい体から伸びる長い尾羽。目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっていて、翼と尾も黒い色をしています。「エナガ」の地鳴きは『ジュリリ』『チュリリ』と濁った声を出します。さえずりは高い声で『チー』と鳴きます。
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互助会制度が発達した「エナガ」の生態

繁殖期以外は10羽前後の群れで暮らします。共同のねぐらを作ってみんなで眠る習性があり、その姿を想像するだけでもたまらなくキュートですよね。そして、「エナガ」は他の野鳥と比べて早めに繁殖期に入り、2月頃になるとつがいでの生活を始めます。まだ寒いため、巣の材料にはコケやクモの糸が使われ、巣の内部は羽毛で覆われます。巧みに巣をつくる姿から「タクミドリ(巧婦鳥)」とも呼ばれています。そして、子育期に入ると、親鳥以外の鳥もエサを与えて子育てに参加する、いわゆるヘルパーという生態が見られるのも特徴のひとつ。これは、エナガのヒナは生存率が低く、ヒナが死んでしまう親鳥も多いことから、親鳥が仲間のヒナも育てようとするものなのだとか。
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愛らしい見た目と人懐っこい性格を持つ「エナガ」。しかし、その小さな体ゆえ動きは機敏で、それがまたバードウォッチャーを虜にする要因なのかもしれませんね。「エナガ」のキュートな姿が撮影できた方は、是非ネイチャーランドの「ギャラリー」に投稿ください♪お待ちしております!
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