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実はシュールな夫婦関係!?『オシドリ』について
夫婦でいるのは秋から翌年の春にかけて約半年間だけ
今日は、漂鳥または冬鳥として渓流や池、水田、河川など見られる「オシドリ」についてお話したいと思います。
「オシドリ」といえば、華やかな姿の雄の横に、地味な雌が寄り添って泳いでいるその姿から仲の良い夫婦の象徴として「おしどり夫婦」と例えらます。
実際、オシドリの求愛行動は秋に行われ誕生したカップルは冬の間、その絆を深めます。
しかし!実は、オシドリが夫婦でいるのは秋から翌年の春にかけて約半年間だけ。産卵が近づく頃、「おしどり夫婦」は解消され、メスだけで産卵と子育てが行われます。
子育てを終えた母鳥は、秋を迎え再び恋の季節となり新たなパートナーを見つけるそうです。
実はシュールな夫婦生活の「オシドリ」ですが、貴重な寄り添い期間の今の季節、運が良ければ「オシドリ」夫婦に出会えるかも知れませんね。