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【天体関連ニュース】

2018年12月の星空トピックス

星が煌めく夜空。12月14日(金)には「ふたご座流星群」も

今年もあっという間に12月を迎え、まさに「師走」な忙しい毎日を送られているのではないでしょうか。でも、そんなときこそ空を見上げて深呼吸。冬になるにつれ煌めきをます星空がきっと心を落ち着けてくれるはずです。

明け方の空で月と並ぶ金星

12月は、金星が日の出前の南東の空に見えています。4日(水)には、新月3日前の細い月が金星の左に並びます。また、金星の右上には、少し離れておとめ座の1等星スピカも見つけることができます。空が暗いうちに月をよく見ると、月の影の部分がうっすらと光っているのに気づくかもしれません。この現象は「地球照」と呼ばれます。月が地球からの反射光によって照らされるために起こる現象で、双眼鏡で観察してみると、地球照の中にもちゃんと月の模様が見えているのがわかります。

明け方の空に水星が観察しやすいポジションに

12月7日(金)頃から24日(月)頃まで、水星が日の出直前の南東の空で観察しやすい位置に姿を現します。水星は、普段は高度が低く見つけるのが難しい惑星です。この期間、日の出前に東側が地平線まで見えるような場所で、方位と高度を頼りに水星を探してみましょう。木星の高度が日に日に高くなって見やすくなってくると、木星を目印にして水星を探すことができるようになります。明け方の空はあっというまに明るくなってしまいますので、少し暗いうちから探し始めるのがよいでしょう。双眼鏡を使えば肉眼で探すよりも簡単に、水星を見つけることができるはずです。ただし、双眼鏡で太陽を見るのは絶対に避け、周りが明るくなったら観察をやめるようにしてください。

12月14(金)は、「ふたご座流星群」の極大日

今年のふたご座流星群は12月14日(金)21時頃に極大(もっとも多く流星群が出現する時刻)を迎えると予想されています。今年は夜半頃に月が沈むので、その後はとてもよい条件で流星を観察することができます。特に多くの流星を見ることができるのは、13日(木)の夜、14日(金)の夜でいずれも20時頃から流星が出現し始め、夜明け前まで出現が続くでしょう。空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間あたり40個程度の流星を見ることができると予想されます。観察には、近くに明かりがなく空を広く見渡せる場所で寝っ転がって観察するのがオススメです。この時、空の方位を気にする必要はなく、肉眼での観察が適しています。夜は大変冷え込みますので、暖かい服装で観察してくださいね。

◆12月の新月は
12月7日(金)
◆12月の満月は
12月23日(日)です


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