【天体関連ニュース】
2018年4月の星空トピックス
星空も春の星座に衣替え
今年は桜の開花も早く、いよいよ春本番。春霞や黄砂なので夜空はぼんやりとかすみ、煌びやかだった冬に比べ、春は月や星の輝きも柔らかく感じられることでしょう。
春の大曲線を見つけよう
皆さん、「春の大曲線」をご存知でしょうか?北斗七星のひしゃくの柄の「カノープス」をなぞって伸ばしていくと、うしかい座の「アルクトゥルス」、おとめ座の「スピカ」がみつかります。これを結んだカーブを「春の大曲線」と言います。ちなみに、その輝く色から「アルクトゥルス」は「麦星」、「スピカ」は「真珠星」とも呼ばれているんですよ。ぜひ、春の夜空を見上げて、北斗七星を目印に春の夜空に大曲線を描いてみてください。
月・火星・土星が作る三角形
3月中旬を過ぎる頃から、明け方の南の空に火星と土星が仲良く並んで輝く姿が目を引くようになりました。日増しに2つの星の位置は近づいていき、8日(日)の明け方には月が火星と土星に近づきます。明け方の空では、下弦の月と火星と土星が三角形に並ぶ様子を観察することができます。
金星を頼りに細い月を見つけよう
日の入り後の西の空では、金星がひときわ美しく輝いています。18日(水)には金星の斜め上方向に新月から2日後の月がならび、その競演を観察することができます。新月から間もない月は針のように細く、夕方の明るい空では見つけるのが至難の業ですが、金星を頼りにすれば満月とはひと味違った美しいお月様が観察できますよ。
◆4月の新月は
4月16日(月)
◆4月の満月は
4月30日(月)です