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【天体関連ニュース】

2017年7月の星空トピックス

七夕の主役を飾る織姫星と彦星

梅雨空が明けきらない7月の星空。小暑をでもある7日(金)は七夕の節句。星空には満月2日前の明るい月が輝いていますが、七夕の主役を飾る織姫星(こと座のベガ)、彦星(わし座のアルタイル)は明るい星なので、雲がなければ月の明るさにも負けない美しい輝きが観察できます。月は9日(日)には今年2番目の小ささで、いて座付近で満月を迎え、暑さ極まる大暑の23日(日)に新月を迎えます。
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お月様と木星・土星の競演

7月上旬、南西の空に木星が、南東の空に土星が輝いています。この2つの惑星のそばを月が通過する様子が、月初めと月末の二度見られます。7月1日(土)には上弦の月が木星のそばを、6日(木)から7日(金)には満月前の月が土星のそばを通過します。月はおよそ30日の周期で満ち欠けをしながら、背景の星に対して日々少しずつ位置を変えおよそ27日で天球上を一周します。
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7月28日(金)から29日(土)にかけて月はふたたび木星のそばを通り、その後8月3日(木)には土星に接近します。宵空に輝く木星、土星の競演と、そのそばを移動する月を観察してみてはいかがでしょう。
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7月25日(火)は水星が月に隠れる「水星食」

7月25日(水)に、水星が月齢2の細い月によって隠される「水星食」が起こります。この現象は、日の入りのころ、南西諸島の一部を除く日本全国で西の低空に見られます。5日後に水星が太陽から見かけ上もっとも離れる「東方最大離角」を迎える好条件です。
水星は月の暗い部分に潜入し、細く明るい縁から出現します。(月の向こう側に隠されることを「潜入」、月の向こう側から現れることを「出現」と呼びます。)潜入時はまだ空が明るく、観察は難しいですが、出現のころには空が暗くなり観察できるでしょう。ただし出現の時刻には、どの地域においても月と水星の高度がとても低くなります。西の低空が開けた場所で、出現の様子を双眼鏡などで観察するのがおすすめです。
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◆7月の満月は
7月9日(日)
◆7月の新月は
7月23日(日)です。


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